12/07/2017

2017-2018 自分について

1月
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この街に引っ越してきて半年ぐらい経って、人口の規模はそれは大きいかもしれないけれど文化的な魅力なんて一切ないし、退屈な毎日なのは地元での暮らしと一切変わらなかった。
N. BRENNANの「SCARY MOMENTS III」をWasabi Tapesからリリースした。ホラーゲームのプレイ映像から音声を引き抜いてミックスしただけのミックステープ。フィールドレコーディングや環境音楽について考える良い機会だった。ダーク・アンビエントやホラー・コラージュではなく、「環境」としての恐怖について、人間や”それ”の動作する音をヴィデオゲームにて採集することはフィールドレコーディングではないのだろうか。そもそもフィールドという言葉を発するきっかけは自分としてはゲームが初めてだったし。なんちゃって。N. BRENNANは2014年から続けているけれど飽きない。続けていきたい。そしてこの時点で〈Pale Master〉からフィジカル・リリースの話が来ていて、2017年中に実現するつもりだったがモチベーションが保てず実現しなかった。2018年にはどうにか形にしたい。




2月
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PFの「PF​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$​$」をWasabi Tapesからリリースした。土着的なビートに挑戦してみたくて、というよりフードマンが好きだから彼のようになりたいという気持ちを自分なりに消化して勢いで製作したミックステープ。音についても作っていて楽しかったが、どちらかというと自分の中で大きいのは顔ジャケがかっこいいということに気づけたことだった。「自撮り」はすごく醜くて、そして私というものが素直に投影できて好きだ。それをジャケにする作業にためらいがなくなったのはこのミックステープがきっかけだったと思う。PFについては〈Permalnk〉からデビューする話が来ていたのにこちらもやる気が出ず。2018年は何とかしたい。




3月
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特になし。仕事がどんどんキツくなってきた時期。相変わらず毎日は退屈だし、職場と自宅を行き来する繰り返しでしんどかった。彼女にもあまり会えていなかった。ただ、敬愛するGobbyと作った「Fukushima」が完成したのも3月だったと思うので自分にとっては重要な時期だと思う。この頃から、以前より感じていたSNSに流れてくる音楽に対しての興味が更に無くなったのを覚えている。クラブ・ミュージックの次世代だとか、かっこいいとは思うのだけれども、そういった類のものに本当に惹かれなくなっていた。誰とも帯同したくない気持ちが強くなった。評価や名声、承認欲求のそれが自分には不要になったのも大きい。




4月
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pure j.j.の「Blue Hearts」をWasabi Tapesからリリースした。これ以上の展開をするつもりがない使い捨て。ただ、「MAXIS」だけはすごく気に入っている。

PACHINKO MACHINE MUSICの「2」もWasabi Tapesからリリースした。パチンコは人生で一度もしたことがないし、したいとも思わないし、むしろ嫌悪していたのにあの空間の圧倒的な歪さがすごく音楽的だと気付き、そしてズブズブとフィールドレコーディングにハマってしまった結果の続編だった。この作品を作ろうと思わせてくれたAdrian Rewは私にとって近年最大のアイドルの一人で間違いないないと確信している。あの美しさはパチンコには無いのだけれども、私の「環境」にはパチンコしかないわけで、背伸びする必要も感じていない。ジャパノイズにもインダストリアルにもなりたくない。

ジョーンズ・タウンの音声にピアノ重ねただけのミックステープも作ったけど今となってはどうでもいいので割愛。暇つぶしだった。



5月
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デモ音源をまとめたミックステープ「Farosh」をWasabi Tapesからリリースした。「read by hikari」についてはナイスショップスーから映像作品としてリリースさせてほしい旨をその後ささじまさんに伝えたのだが、こちらも気力が湧かず形に出来なかった...。自分のタスク管理の下手さと勢いでしか動いてない事実に嫌気がさす。2018年はDVDも作りたい。




6月
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昨年Branch Tapesからリリースした+youの「splashing」をWasabi Tapesからリイシューした。台湾にはまた旅行に行きたい。




7月
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ささじまさんに会った。会いたい人に会える幸せについてはいつか書いた記事につらつらと恥ずかしさもありながら綴ったのでそちらを。



8月
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インフラに出演した。今までイベントの類は基本的に断っていたし、あまり出たいという気持ちにならなかった。EBM(T)の二人が私に声をかけてくれたとき、自分の創作が「ライブ」に向かっているものではないのは明らかで、引きこもってコラージュを続けてきた”だけ”、とも言い切れるミュージシャンでない私が、そういった場に出て耐えうるのか本当に不安で仕方がなかった。ただ、それに勝るのが幸せだったし、同世代かつ信頼している彼らの挑戦に一出演者として参加できるのはただただ光栄だったから、一歩、踏み出してみよう、と。彼らは「大きな音でDJWWWWを流すだけでいい」と、人生で一度も”ライブ”をしたことがない私を後押ししてくれた。彼らへの感謝を綴った手紙を長々と書いたのだがあまりにも感情的になりすぎて長ったらしくなったので一度冷ますためにも自分のPCにて寝かしている。東京に滞在した数日、私が体験したい文化があり、人がいた。人生最良の日々だった。また、彼らに会いに行きたい。




9月
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Lil toyota-money U.S.A.の「MMMMMIXXXXXTTTTTAPPPPPE」をWasabi Tapesからリリースした。




10月
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姉の結婚式があった。
$ega & the rainbow streetsの「想いで100景」をNoumenal Loomからリリースした。バンドがやりたい気持ちは学生の頃からあったし、世間の流れについていけなくなっていたし、その中でサンプリング・バンドの形態を取り、思春期だった私にサンプリングの魔法を教えてくれたThe Avalanchesのように、それでいて、数十年後に私と同年代の未来の若者が無名のカルト・バンドとして発掘してくれそうな、退屈で少し切なくて儚いポップ・ミュージックが作りたくて。このバンドは寡作で、静かに死んでいくようにしたい。




11月
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DJ Excelの「EP」をWasabi Tapesからリリースした。




12月
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PACHINKO MACHINE MUSICの「3」とPFの「DREAMSCAPE」をWasabi Tapesからリリースした。






2017年、能動的に音楽を聴くことが減ってしまい、その代りに映像ばかりを掘るようになった。しかし、絶えず頭の中には色々なコンセプトや作りたい音楽が浮かんでくるし、その拠り所としてWasabi Tapesがあってよかったと心から思う。自分のペースで好きなように形にしたいし、その演出にこだわる気力はなく、とにかく色々な世界に飛んでみたい。そのエネルギーの前でKenji Yamamotoなんていう本名でない名前のひとつに押し込めることなんてやはり出来なかったし、フェルナンド・ペソアのようになりたい私としては他人にはくだらないであろうこのエゴの量産の作業も相変わらず楽しくて仕方がない。2018年も、2020年も歩幅は乱さずに活動したい。その積み重ねが未来から見つめた時に、静かな面白さがあればいいなと思う。寂しさは相変わらずあるが、会いたい人たちに会えた素晴らしい1年だった。ありがとうございました。


10/30/2017

雑記 20171029


今までの自分とは違ったことをしたいという気持ちが強くなり、その際に思い返したのはやはり私はThe Avalanchesにサンプリングの魔法を教えられたということで、それを踏まえ、どこまでもシンプルで何も起こらない内容のアルバムを作りたくなった。退屈な何か。2、30年後ぐらいに誰にも知られず消えていったカルト・バンドとして勝手に音源をフルでYouTube(その時にはYouTubeは無いだろうから、代替の何か。)にアップロードされて、今の私ぐらいの年齢のスノッブな若者が好んでくれそうな、落ち着いた、ポップで、それでいてどこか変わった音楽、を、すべてサンプリングにて作りたい。The Avalanchesはどこまでも美しい。そして「Since I Left You」はDJとプロデューサーの技術と知識の結晶だ。手法を学びつつ、そぎ落として、私なりの感性で$ega & The Rainbow Streetsを結成した。このアルバムは作っていて楽しかったし、サンプリング、コラージュをしていく上で次のステップに進めそうな予感がしている。今までのノリを求められている場合にこれが評価されるか、売れるかというと...難しい。しかし、それが大事なのではなく。「想いで100 景」、地味だけど自分として非常に気に入っています。ゆっくり広がって欲しいな。
https://noumenalloom.bandcamp.com/album/ega-the-rainbow-streets-100
その一方でバッチとしてリリースされた同郷のtoiret statusは更にtoiret statusを拡張していく内容で、これはどう考えても売れる。やはりビートの土台がしっかりしていると人はリズムをとってしまうし、躁だし、本当に彼の音楽は「LSD: Dream Emulator」みたいな悪夢だよな...。ということでそのOSTについて「toiret statusだ」と言及したら案の定、彼もこの作品を知っていた。繋がるところはやはり確実に繋がるなぁ、と。そんな彼、RBMAのフェスにも出演とのことで是非とも皆さんに足を運んでいただきたい。

https://noumenalloom.bandcamp.com/album/toiret-status-nyoi-plunger

さて、「想いで100景」で一つの新しい形ができたので次はテンションを上げて。PFの「Dreamscape」をWasabi Tapesより。海外からリリースすることが目的になっている人が多いので、自分のレーベルをとにかく大事にしたい。自分の場所を持ちたい。

それと、メトロノリと+youでゆったりと製作中のアルバムより進捗報告。10分程度の映像を私が担当して進めているのだが、それを提出する度に秒単位でのこだわりで添削され、そこでのやり取りで彼女の音楽でも感じ取る繊細さが見えて微笑ましくなった。時間はかかっているけれども、非常に素晴らしい内容の、静かで美しい作品ができつつあると思います。モノレール、空港、雨の日をヒントに。

そして次のステージへと歩を進めた彼らに祝福を。woop、TMTでのEUREKA!獲得おめでとう◎

10/29/2017

btttl\ngel ~ it's meaningless


Acid Medicalからリリースされたbtttl\ngel(バトル・エンジェル?バット・エンジェル?)のミュージック・コンクレートなSTより収録曲「it's meaningless」。ASMR以降の高解像度な音響配置、湿度の高い狭い密室から広大な地下空間、手術室、洞窟までを矢継ぎ早に行き来するスリリングな展開、ぶつ切りなのに滑らかに移っていく場面構成、冒頭の赤ん坊の泣き声はおそらく「P.T.」サンプリングなホラー趣味だとか、2分過ぎから突入していくシンセのリフ、全体を不穏に覆うスペーシーなアンビエントの霧、何から何までドンピシャに好き。

TheLanceted ~ MEGAFRIEND



Osvaldo Cibils ~ Proyecto Internet / Poemas visuales de John M. Bennett con movimientos con ruidos con combinaciones






ウルグアイ生まれのサウンドアーティスト・ビジュアルアーティスト オスバルド・シビルズ作のhtmlコード+サウンドと、アメリカの実験音楽家・詩人 ジョンM.ベネットによる詩とのコラボレーション・デジタル作品。作品はリンク先から無料でダウンロードできます。


zipファイルのままだと正確に動作しないので、まずはzipファイルを解凍してください。
たくさんのファイルが入っていますが、この作品を鑑賞するためにはすべてのファイルが必要です。


1から順に見るよりも、赤線で囲んだどちらかのhtmlファイルから作品を鑑賞するのが分かりやすいと思います。
特にpoemasvisualesdejohnmbennettconmovimientosconruidosconcombinaciones.htmlが楽しい。




poemasvisualesdejohnmbennettconmovimientosconruidosconcombinaciones.htmlを起動するとこういう感じ。左側の四角をクリックすると右側の詩と音が変化します。

特別真新しい突飛な作品ではないんですが、音も詩も仕掛けもシンプルで、ウェブ創世期っぽいつくりも逆に新鮮で、教材のような仕掛け絵本のような、温かみのある愛着が沸く素朴さが素敵です。じいちゃんになってもこんなに楽しそうに、子供みたいに創作ができたら幸せだろうな。